フリーランスになるにあたって「重視したこと」...72.1%「働く場所と時間を自由に選びたい」
一方で、すでにフリーランスとして働く人にも、同じ質問をぶつけた(回答者682人)。「フリーランスという働き方に夢があるか」との問いに、「とてもそう思う」と答えた人は39.9%、「ややそう思う」は35.3%で、合わせて75.2%となり、会社員(53.3%)よりも大きく数字を伸ばした。【図6参照】
また、フリーランスになるにあたって「重視したこと」を聞くと、会社員では最多となった「今より稼ぎたい」を抑えて、「働く場所と時間を自由に選びたい」が72.1%でトップだった。
次いで、「ルールに縛られず自分のスタイルで仕事がしたい」が56.6%、「好きなことを仕事にしたい」が49.6%といった自由な働き方を求める回答が伸びた。「人間関係のストレスを軽減したい」と答えた人も47.5%と、約半数を占めた。【図7参照】
さらに、すでにフリーランスとして働いている人に「独立する適正年齢」を聞くと、会社員と同様に「30代」が47.7%と最多だった。「適正年齢というものはない、わからない」と答えた人も20.5%と、会社員と同様に数字を伸ばしたが、会社員を経験したことがあるフリーランスの83.5%が、「会社員の経験がフリーランスとして働く中で役に立っている」と答えていた。【図8参照】
フリーランスの仕事をするうえで、社会人の経験が生きていることがうかがえる。
調査では、回答した会社員の約半数がフリーランスという働き方に前向きな気持ちを持っている中で、同社は
「会社員時代よりも収入を伸ばしたいという回答が目立ったことから、『フリーランスは実力次第で稼ぐことができる働き方』というイメージが、少しずつ浸透しているのかもしれません」
とみている。
なお調査は、首都圏や宮城県、愛知県、大阪府、広島県、福岡県に在住する20~60歳の会社員(有効回答数300件)と、GMOクリエイターズネットワークが提供するフリーランスに特化した金融支援サービス「FREENANCE byGMO」のユーザー(同682件)が対象。調査期間は、会社員が2023年1月16日~20日、フリーランスは1月12日~17日に実施した。