インターンシップ、エントリーシート...7割以上が実施済み
就職活動の実施率をみると、87.9%で昨年同時点(84.7%)より3.2ポイント高い。やはりスタートダッシュが早まっている。
具体的な活動内容を聞くと(複数回答可)、「就職に関する情報を収集した」(87.6%)、「インターンシップに参加した」(77.6%)、「エントリーシートなどの書類を提出した」(70.7%)、「適性検査や筆記試験を受けた」(67.5%)、「自己分析をした」(65.7%)などが上位に並んだ【図表3】。
ほぼ全員が情報集めを開始しており、具体的に適性検査や選考試験を受ける段階まで進んだ学生が多いことがうかがえる。
就職みらい研究所所長の栗田貴祥氏はこうコメントしている。
「内定取得企業数の平均は1.43社で、前年の1.55社から微減しています。加えて、内定取得者のうち2社以上内定を取得した学生の割合は26.1%で、前年の34.5%に比べて減少していますが、前年に比べて就職内定率は高いことから、より多くの学生が内定を取得していると考えられます。3月から企業の採用活動が本格化していきますので、学生の皆さんは、スケジュールや体調管理などに気をつけて、引き続き準備を進めていきましょう」
調査は、2023年2月1日~6日、2024年卒業予定の大学生・大学院生を対象に、リクルートが運営する就活支援サイト「リクナビ」のモニターに登録した学生3219人(大学生2476人・大学院生743人)にアンケートした。(福田和郎)