一攫千金「バレンタインジャンボ」、どう狙う!? シンクタンク研究員が当せん確率をマジメに研究、その結論は?

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縁起を担いで「大安吉日」「寅の日」「一粒万倍日」に買う?!

   もう少し、考えてもみよう。

   「宝くじ」の公式ホームページには、2021(令和3)年度の1年間に宝くじで1000万円以上の当せん金を受け取った高額当せん者(数字選択式宝くじでの当せん者を除く)を対象にした調査(390人が回答)の結果がまとまっている。

   宝くじ長者が、くじの買い方や買うときにどのような「こだわり」をもっていたのか、その傾向がうかがえる。

   調査によると、宝くじの購入歴では「10年以上」の人が292人(75%)と断然で、一方でビギナーズラックはほとんどなく「今回が初めて」と答えた人は2人(1%)。「継続が幸運を呼ぶ」ということらしい。

   また、「日ごろ、宝くじを何枚ぐらい買っていますか」の問いには、男性は「30枚」(54人、21%)、女性が「10枚」(43人、31%)で、それぞれ最多。

   購入頻度は、「ジャンボ宝くじのみ」を買っている人が132人(34%)と最も多く、2位の「年数回」が92人(24%)で、合わせて全体の約6割を占めた。「ほぼ毎回買う」という熱心な人も38人(10%)いた。

   「連番」で買うか、「バラ」で買うかも迷うところだが、自分なりに「連番・バラの割合にこだわって買った」という人は82人(21%)で最も多かった。

   買う人の「こだわり」がいちばん表れそうなのが、売り場かもしれない。「高額当せん者が出た」と評判の売り場には、それにあやかろうと長い列ができたりする。

   ところが、売り場を選んだ理由で最も多かったのは「いつも買っているから」で、205人(53%)が答えた。じつは浮気せず、「いつもの売り場」を大事にするのが当せんへの近道かもしれない。「出かけたついでに」買う人も、115人(30%)いた。

   さらには、「良い事があった時」に宝くじを買う人(52人、13%)や「お参りにいく」(41人、11%)ついでに買うなど、何らかの「縁起」を担いだ人は約8割にものぼる。

   日や時間、方位なども気になるところ。新しい仕事や開店、投資など、なにかを始めるのに良い日とされる幸運の「一粒万倍日」。

   バレンタインジャンボが発売されている今年2月は、12日(日)と24日(金)。また、金運アップの「寅の日」は13日(月)と25日(土)。同じように金運・財運が上がるとされる「巳の日」は16日(木)と28日(火)。「大安」は13日(月)、23日(木)、3月1日(水)だ。

   今年のバレンタインジャンボ宝くじの販売は3月3日が最終日。いろいろ考えて、ワクワク感を味わいつつ、縁起のいい日を狙って買うのもいいかもしれない?

◆参考リンク:
コラム「バレンタインジャンボ どう狙う?-一攫千金か、それとも5万円以上の当せん金か」(ニッセイ基礎研究所 2023年1月31日付)
https://www.nli-research.co.jp/report/detail/id=73763?site=nli

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