一攫千金「バレンタインジャンボ」、どう狙う!? シンクタンク研究員が当せん確率をマジメに研究、その結論は?

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バレンタインジャンボは1万円以上の当せん本数が2割以上増えた

   篠原さんは、バレンタインジャンボの当せん確率に着目した。

「もっとも注目すべきは、5等1万円の当せん確率が0.4%と、かなり高い点だ。昨年末に発売された年末ジャンボ宝くじでは、この確率が0.3%だったことと比べても高い確率となっている」(篠原さん)

   そう指摘する。

   1万円以上の当せん金が受け取れる確率は、年末ジャンボでは0.31123%だったが、今回のバレンタインジャンボでは0.41165%へと引き上げられている。

   つまり、バレンタインジャンボは「1等前後賞合わせて3億円」の高額当せんを狙いつつ、「1万円以上の当せん確率も、昨年の年末ジャンボより大幅に増大した宝くじ」と位置づけられるわけだ。

   このことから、篠原さんは「『当たるうれしさ』を多くの人に味わってもらうことが、今回のバレンタインジャンボの特徴と整理できます」と言うのだ。ただし......。

「平均的には、くじを243枚買えば、1万円以上の当せんが1本出る確率です。243本買うと7万2900円が必要なため、1万円が1本当たるだけでは持ち出しになってしまいます」(篠原さん)

   しかし、ここであきらめてはいけない!

   もう一方のバレンタインジャンボミニは、バレンタインジャンボと違って、当せん金の最高額は1等前後賞合わせて3000万円にとどまるが、その分、2等以下の当せんの期待は大きくなるように設定されている。

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