Z世代男女、「環境の変化」が気分転嫁になり大好き
もう1つ、職場の「環境の変化についての考え」を聞くと、面白いことがわかった。
【図表3】は、(A)「環境が変わることは一種の気分転換になる」VS(B)「環境が変わることはストレスでしかない」という、相反する傾向の質問項目を比較して分析した結果だ。
これを見ると、若い世代ほど環境変化が気分転換になると考える人が多くなる傾向にある。特に、男性Z世代は6割近く(58.0%)が環境変化を前向きにとらえている。対して、女性Z世代も5割近く(48.0%)が環境変化は気分転換になると考えており、女性の中では最も変化に積極的で、ストレスになるとする人が少ない。
ここにも、「社内イベント」という職場の「非日常的な変化」をZ世代が歓迎する背景があるのかもしれない。
アスマークの担当者はこうコメントしている。
「『仕事意識』を主に尋ねた前回調査(※編集部注:会社ウォッチの下記参考記事)は、Z世代の出世意欲・スキルアップ意識の高さが印象的でした。今回最も特徴的だったのは、『Z世代男性が職場の人との交流や社内イベントに前向き』という結果だと思います。若い世代にとって、職場に良い人間関係ができるような取り組みを考えていく必要がありそうです」
なお、調査は22歳から56歳の正社員男女計1200人を対象に、2022年11月22日~11月25日にインタネットによるアンケートで行われた。(福田和郎)
◆参考記事:
J-CAST 会社ウォッチ「Z世代、実は「出世欲」高かった! 「経営に携わりたい」男性、上司・先輩世代より多い4割以上...未来は明るい! それとも、「会社の現実」知らない?」(2022年12月21日付)
https://www.j-cast.com/kaisha/2022/12/21453003.html