女性Z世代も、女性の中では一番、「社内イベント」に積極的
この一見、矛盾した結果をどう理解したらよいのだろうか。
【図表2】は「社内交流への考え」をめぐって、相反する傾向の質問項目を闘わせて分析した結果だ。
(A)「職場の人とプライベートでも交流したい」VS(B)「プライベートでは交流したいと思わない」
(A)「社内イベントには積極的に参加したい」VS(B)「社内イベントには積極的に参加したくない」
この2つを見ると――。
男性Z世代は「職場の人とプライベートでも交流したい」「社内イベントには積極的に参加したい」という積極的な姿勢が、それぞれ37.%と42.0%。3世代の中で唯一、「交流したいと思わない」「参加したくない」(29.0%と22.0%)という後ろ向きの考えを上回っている点が目立つ結果となった。
かたや、女性Z世代は男性Z世代よりも少ないものの、女性のほかの世代と比べると、「交流したいと思わない」「参加したくない」が少なく、「わからない」や前向きな回答の比率が高くなっている。つまり、女性世代の中では、一番「社内交流」に肯定的といえそうだ。
どうしてZ世代は社内でのコミュニケーションを欲しているのだろうか。コロナ禍で社内交流、イベントなどが減少している会社が多いことも影響しているようだ。Withコロナ時代における社員間のコミュニケーション促進施策を考えていくことが、若い世代のためにも必要かもしれない。