公開から6日で100万人ユーザー獲得。Googleが検索エンジンに対する脅威であるとして、「コード・レッド」を宣言。そんな触れ込みで爆発的に普及したAI「ChatGPT」。
試しに使ってみたところ、質問に対して的確なアドバイスを提案したり、プログラムの修正点をしてくれたりするなど、AIの進化と驚異的な実力を目の当たりにしました。今回は、そんなChatGPTを仮想通貨への投資にどのように活用できるか、検証していきます。
こんにちは、ブロックチェーン関連の技術やプロジェクトを調査しています、ブロックスタです! 当コラム【仮想通貨通信】では最先端のちょっととっつきづらかったりする情報をわかりやすくお伝えして行きます!
今回は2022年11月にリリースされチャット上で自然な文章を生成し人間と対話することのできるという点で衝撃と共に大きく注目を集めているAI「ChatGPT」について紹介していきます。
考えられる仮想通貨そのものへの影響は?
<激震走る!話題のAIチャットボット「ChatGPT」は、仮想通貨投資に役立つのか!?【仮想通貨通信vol.2 前編】>の続きです。
さて、投資の観点からは「より人間が判断する場面が減る」という影響がありそうですが、仮想通貨そのものへの影響はあるのでしょうか。
AIの活用は、仮想通貨に対して、以下のようなポイントで役立つことでしょう。
●開発速度の向上:より性能の高いブロックチェーンの開発、修正
●コンテンツ作成 アート作品や音楽、コンテンツを自動生成
●ゲーム開発 物語の生成やコードの記述
●コミュニティ管理、運営 コミュニティ内チャットなどの自動管理
私はもちろん、取引の場面でもAIの強みは発揮されると考えていますが、さらに強みがあるのは開発の場面だと思っています。
開発というのは、単にプログラムのことだけではありません。実際のゲームと同じく、ブロックチェーン上でゲームを作ったりするには、エンジニアに加え、デザイナーや営業が不可欠。さらに、コミュニティの管理を行う人員なども求められ、案外、人員を必要とするものです。
それだけに、さまざまな作業を省力化することができれば、より少ない人員で開発を進めることが可能。そして、その分、さまざまなアイディアをもとに、たくさんのプロジェクトが生まれることが期待できます。特色あるプロジェクトが誕生すれば、市場そのものが活況になることも期待され、全体的な価格上昇にもつながりますね。
さて、実はAIが仮想通貨の開発に積極的に投入される理由として、その相性の良さと需要があります。では、いったいどういった点で、相性が良いのでしょうか。