「3分の1に値下げ」で釣るネット通販「偽サイト」にご注意! 本物そっくり、見破る7つのチェック方法、もし騙されても3つの対処法がコレ

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   「や、や、安い! 3万円のソファベッドが7000円ってマジ!?」。喜んでインターネット通販に注文しようとしたアナタ。その通販サイト、本物ですか?

   冬場になるとネット通販の「偽サイト」の被害が急増するため、国民生活センターは2023年1月30日、「最近の『偽サイト』の見分け方を知って、危険を回避しましょう!」という警鐘を鳴らすリポートを発表した。

   本物そっくりのサイトの甘いエサで釣る「フィッシング詐欺」から身を守る方法はこれだ。

  • フィッシング詐欺師があなたを狙っている(写真はイメージ)
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大手メーカーのロゴマークや名称が表示されても偽物

   国民生活センターによると、近年、偽サイトの被害相談はほぼ倍々ゲームのように急増している。2022年度の12月末現在で1万1019件に達し、2021年度の同じ時期(5941件)の約2倍になった。また、暖房関係の商品の需要が多くなる冬場になると増加する傾向があり、2021年度でも1月(2603件)がダントツに多かった【図表1】。

(図表1)冬になると増加するネット通販の「偽サイト」被害(国民生活センターの作成)
(図表1)冬になると増加するネット通販の「偽サイト」被害(国民生活センターの作成)

   こんな事例が代表的だ。

【事例1】3万円のソファベッドが7500円...通販サイトからクレジットカード決済で注文したが、商品が届かない

   検索サイトで「ソファベッド」と入力して検索し、検索結果ページに表示された大手生活用品メーカーの通販サイトにソファベッドを注文したが届かない。注文した通販サイトには、大手生活用品メーカーのロゴマークや名称も表示されていたので公式通販サイトだと思った。ソファベッドは定価約3万円が約7500円に値下げされていた。

   クレジットカードで決済したが、会員登録も必要だったので、個人情報を入力し、カード情報(カード番号、有効期限、セキュリティコード)を登録した。会員登録完了メールと購入完了メールが届いた。

   だが、その後、商品は届かず、しばらくして通販サイトは閉鎖されてしまった。偽サイトと気付き、カード会社に連絡し、クレジットカード番号の変更手続きをした。カードの利用明細には、通販サイトの名称とは異なる名称で、海外での決済約7500円の請求が上がっていたので、取り消しを求めた。カード会社は「補償等はできない」という。カード会社の対応に不満だ。(2022年11月・30歳代女性)

【事例2】クレジットカード決済したが、商品が届かないうえクレジットカードを不正利用された

   インターネット通販で、通常価格の半額以下になっていた約7000円のソファを注文した。支払いはクレジットカード決済しかできなかった。注文から1週間後、カード会社から連絡があり、海外の航空会社で18万円決済されているが心当たりがあるかたずねられ、心当たりはないと答えると、18万円に関しては不正利用で処理すると言われ、カード番号も変更した。

   その後、商品は届かず、履歴から注文した通販サイトにアクセスしたが閲覧できなかった。改めて公式通販サイトを確認すると、偽サイトの注意喚起情報があり、偽サイトとして記載されていたURLと自分が注文した通販サイトのURLとが一致した。関係は不明だが、昨日ポストに心当たりのない荷物が中国から届いた。開封はしていないが、どのように対処したらよいか。(2022年10月・30歳代女性)

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