電力各社の値上げ申請は「燃料費の見込み、効率化、企業努力など厳格に審査」
「顧客情報の適切な管理は、中立性・公正性の土台だ。今回の事案は公正な競争を揺るがしかねない。極めて遺憾だ」
西村康稔経済産業相は23年1月27日の閣議後記者会見で、不正閲覧問題を厳しく糾弾した。そのうえで、電力各社の値上げ申請について「燃料費の見込み、効率化、企業努力などが行われているか厳格に審査する」と強調した。
電力業界は自ら厳しい審査を呼び込んだかたちだ。電力・ガス取引監視等委員も、不正閲覧問題で処分を検討している。政府は電力業界にどのような鉄槌を下すのか。(ジャーナリスト 白井俊郎)
◆参考記事:
J-CAST 会社ウォッチ「電力カルテル問題...計1000億円の課徴金命令へ 中国電、来春の電気料金『値上げ』申請中...審査への影響は?」(2022年12月16日付)
https://www.j-cast.com/kaisha/2022/12/16452537.html