フリーランスの働き方の実態...トラブルに見舞われ、収入低いけど、満足度は高い? 連合調査

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契約書の締結「かえって信頼を失いそう」...

   さらに、フリーランスの適切な報酬や権利を守るために、「書面で契約したほうがいいと思うか?」と聞いたところ、「そう思う」と答えた人は64.1%、「そう思わない」は6.4%だった。「わからない」は29.5%となった。

   「そう思う」と答え人を仕事の内容別にみると、「コミュニケーション関連」(86.4%)と「事務・ビジネス関連」(80.8%)が8割を超えて高く、「暮らし・学び関連」(75.9%)や「からだ・健康関連」(69.6%)が続いた。

   書面で契約したほうがいいと思わない人(64人)に、その理由を聞いたところ、

「かえって信頼を失いそう」文化・芸能・芸術関連)
「柔軟性が損なわれる恐れがある」(IT 関連)
「そこまでこだわると相手が嫌がり次の仕事を失う」(事務・ビジネス関連)
「書面を作成してもその通りに守られることがない」(クリエイティブ関連)

といった声があった。

   加えて、1000人の回答者全員に、「契約書の締結の普及・浸透のためにどのようなことが必要だと思うか」聞いたところ、47.6%の人が「フリーランスと取引する事業者への契約書面交付義務化の法整備(ルールを遵守させるための罰則の規程等)」と答え、突出して高くなった。

   次いで、「発注側の意識改革」と答えた人が30.2%、「標準契約書のひな型の活用」が29.3%、「契約書締結の必要性の周知や雰囲気の醸成」が27.4%、「充実した相談体制の整備」の24.6%が上位を占めた。

   受注に際し契約書の締結が促進、義務化されるような法整備の拡充が必要だと感じている人が多いとみられる。

   なお、「フリーランスの契約に関する調査 2023」は全国の20歳以上の男女でフリーランスを本業として働く人を対象に、2022年12月23日~27日にインターネット調査のネットエイジアを通じて実施した。1000人の有効サンプルを集計した。

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