フリーランスの働き方の実態...トラブルに見舞われ、収入低いけど、満足度は高い? 連合調査

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報酬、ハラスメント...トラブルを経験した人は46.1%

   調査では、フリーランスの働き方に「将来への展望はどのくらいあるか」聞いたところ、「とてもある」が14.4%、「少しある」が20.9%で、合計した35.3%の人が「(将来の展望が)ある」と回答。「まったくない」は10.2%、「あまりない」が16.9%で、合計した27.1%が「ない」と答えた。

   仕事の内容別にみると、「将来への展望がある」と答えた人は「理・美容関連」で51.5%、「からだ・健康関連」で52.2%を占めて半数を超えたが、「営業・販売関連」は27.8%、「クリエイティブ関連」は24.7%、「ものづくり・ものはこび関連」で26.5%と、3割未満にとどまった仕事もあった。

   そうしたなか、フリーランスとして仕事上でトラブルを経験したことがある人(461人)に、「経験したトラブルの内容」(複数回答)を聞いたところ、31.0%の人が「不当に低い報酬額の決定」と答え、最も高くなった。

   次いで、「一方的な仕事の取消し」が28.4%、「報酬の支払いの遅延」が25.8%、「一方的な仕事内容の変更」の25.4%、「報酬の不払い・過少払い」の22.8%と、報酬額をめぐるトラブルが多いことがわかった。【図1参照】

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図1 報酬をめぐるトラブルは少なくない(連合が作成)

   また、発注者や事業者と対等な関係を築けず、ハラスメントや精神的・身体的暴力を受けたことがある人(311人)に、「受けたことのあるハラスメントや精神的・身体的暴力の内容」を聞いたところ、25.1%の人が「契約で定めた範囲を超えた無理・無茶な要求」があったと回答。最も高くなった。

   次いで、22.8%の人が「仕事とは無関係のやりとりを過剰に行ってきて、疲弊してしまう」と答え、「仕事を外される」が22.5%、「きちんと仕事をしたにも関わらず、難癖をつけて報酬や消費税を支払ってくれない」が21.2%。「精神的な攻撃(脅迫・中傷・名誉棄損・侮辱・ひどい暴言)」と答えた人が20.3%と続いた。

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