輸入小麦の価格が高度止まり、パンの値上げが心配
帝国データバンクではこうコメントしている。
「足元で値上げの動きが収まる気配は見られない。原材料価格のほか、電気・ガス代でも今後さらなる上昇の余地が残るうえに、昨年上昇したコストをいまだ十分に価格転嫁できていない企業・商品も多い。そのため、5月を除き夏まで月間2000品目超の値上げが常態化する可能性もある。
今後は、4月に控える『輸入小麦』の価格改定動向が注目される。小麦の国際相場はピークから下落しているものの2021年に比べると高止まりの状態が続いており、改定幅次第では値上げの動きが比較的沈静化しているパンなどの製品価格に波及する可能性がある」
まだまだ食品値上げラッシュが続くというわけだから、家計の備えを万全にしたいものだが......。(福田和郎)