満充電で85キロ走行、「さらなる長距離ドライブに対応」 待たれる詳しいスペック発表
当初、マツダは軽自動車、ファミリーカーから高級車まで、生産するすべてのクルマをロータリーエンジンにする計画だった。しかし、燃費の悪さから断念し、「RX-7」のようなスポーツカーに限り、ロータリーを搭載してきた。
そのマツダ孤高のロータリーエンジンも2012年の「RX-8」の生産終了で姿を消していた。今回は発電専用ながら、11年ぶりの復活となる。
新たに搭載する発電用のロータリーエンジンは型式が「8C」と発表されただけで、排気量や出力などは明らかになっていない。従来のマツダのロータリーエンジンは名機「12A」や「13B」が主力で、今回は新開発であることがわかる。
新たなMX-30 e-SKYACTIV R-EVは、17.8kWhのリチウムイオン電池と、50リットルの燃料タンクを組み合わせたシリーズ(直列)式プラグインハイブリッドカーだ。満充電で85キロ走行でき、ロータリーエンジンの発電で「さらなる長距離ドライブに対応する」という。
マツダファンならずとも、詳しいスペックの発表が楽しみだ。(ジャーナリスト 岩城諒)