子どもの勉強のスマホ活用、親の半数以上が「賛成」
こうした場合、親はどうすればよいのだろうか。トラブルを回避するために困っていることを聞くと(複数回答可)、一番多かったのが「何をすればいいか分からない」(25.9%)だった。そもそも子どもが何に困っているのか、内容自体がわからないケースも多いようだ【図表4】。
次に多いのが、「ルールを決めたが管理することができない」(23.9%)だった。「ルールを決めることが難しい」(22.3%)、「正しいスマホの使い方が自分でもよくわかっていない」(16.3%)と続いた【再び図表4】。子どもを指導しようとしても、親自身がまだスマホの使い方を完全に理解していないケースも少なくないようだ。
ところで近年、勉強にスマホを活用する子どもが増えている。これについてまず、子どもが勉強にスマホを使うことの賛否を聞くと、「賛成」(54.7%)、「反対」(12.8%)、「どちらでもない」(32.5%)と、過半数が賛成の考えを示した【図表5】。
実際に子どもが活用しているかどうかを聞くと、「活用している」(63.7%)、「活用していない」(12.0%)、「活用させない」(6.8%)、「使っているかどうかわからない」(17.5%)と、6割以上が使っている結果になった【図表6】。
では、どんなアプリ・サービスを使って勉強しているのだろうか。現在は幼児・小学生向けからから大学受験生・社会人向けまで、多くの有料・無料のアプリが出回っている。
複数回答可で聞くと、「YouTubeなどの動画学習」(44.6%)が最も多く、次いで「英会話・英単語学習」(26.4%)、「語学(英語以外)の学習」(18.7%)、「プログラミング学習」(16.6%)、「漢字学習」(15.1%)、「資格取得の学習」(13.8%)と多岐にわたることがわかった【図表7】。