孫への生前贈与、1500万円まで非課税扱い 適用期間2025年3月に延長で「教育資金贈与信託」の利用はまだまだ増える!?

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「消費の活性化」と「教育機会の充実」に寄与

   信託協会が教育資金贈与信託について、受益者(孫)の親(1万6469人)を対象に調査したところ、その79.2%が「教育資金に係る家計の負担が軽くなった(なる)」と回答したことがわかった。また、56.0%が「選択肢の広がりなどにより、学びの支援が充実する」、50.5%が「将来の生計の見通しが立てやすくなった(なる)」と答えた。【図2参照】

   教育資金贈与信託の利用者の多くが「教育資金に係る生計の負担が軽くなった」「将来の選択肢を広げることができる」と答えるなど、非課税の効果が、消費の活性化と教育機会の充実に現れているといえそうだ。

図2 「消費の活性化」と「教育資金の充実」を実現(信託協会調べ)
図2 「消費の活性化」と「教育資金の充実」を実現(信託協会調べ)

   その一方で、申し込みの理由をみると、71.5%が「教育に寄与するから」と答えたほか、4割以上が「煩雑な都度の贈与をせずに一括贈与できるから」、「使途を教育目的に限定し、贈与ができるから」と答えた。【図3参照】

   孫の教育支援に対して、祖父母世代の関心の高さがうかがえる。

図3 約7割が教育への寄与と回答(信託協会調べ)
図3 約7割が教育への寄与と回答(信託協会調べ)
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