どうなる!? 今週の株式・為替マーケット!
東京株式市場 もみあいか 目下の注目は、次期日銀総裁人事
東京株式市場見通し(1月23日~27日)
日経平均株価予想レンジ:2万6200円~2万7000円
2023年1月20日(金)終値 2万6553円53銭
今週の東京株式市場の日経平均株価は、もみあいか。
前週の東京株式市場の日経平均株価は、続伸した。日銀の金融政策決定会合で金融政策の現状維持を決めたことで、一段の金融政策変更があるとの思惑が後退し、株高の流れとなった。
今週の日経平均株価は、もみあいとなりそうだ。
目先、日銀の金融政策変更の思惑は後退しているものの、3月9~10日の次回会合に向けてくすぶり続けることは間違いないだろう。ただ、金融政策変更の思惑が後退したことで、注目は次期日銀総裁人事へと移る可能性がある。相場材料としては大きなイベントがなくなったことで、今週から始まる企業決算へと関心が移ることになろう。
東京外国為替市場 もみあいか 1月末のFOMC(米連邦公開市場委員会)を注視
東京外国為替市場見通し(1月23日~27日)
ドル・円予想レンジ:1ドル=125円00銭~132円00銭
2023年1月20日(金)終値 1ドル=129円57銭
今週の外国為替市場でドル円相場は、もみあいか。
前週のドル円相場は、ドルが小幅上昇した。週初には1ドル=127円前半までドル安・円高が進んだが、18日の金融政策決定会合で日銀が金融政策の現状維持を決定すると、ドルの買い戻しが進み、一時1ドル=131円半ばまでドル高・円安となった。
しかし、その後は米国の経済指標が市場予想を下回ったことで、米国の利上げペースの減速観測が強まり、ドルは1ドル=127円台に下落した。
今週のドル円相場は、もみあいとなりそうだ。
日銀の金融政策変更の思惑は後退しているものの、3月の金融政策決定会合に向けて、金融政策変更の思惑がくすぶり続ける半面、1月末からのFOMC(米連邦公開市場委員会)で米国の0.25%の利上げ実施が見込まれていることで、一方的にドル売り・円買いには進みづらい状況となっている。
◆国内外、今週発表予定の経済指標は?
経済指標は、国内では23日に日銀金融政策決定会合議事要旨(12月開催分)、25日に11月景気動向指数、26日に日銀金融政策決定会合「主な意見」(1月開催分)などの発表が予定されている。
海外では26日に米国の10-12月期GDP(国内総生産)、米国の12月耐久財受注、米国の12月新築住宅販売、27日に米国の12月個人所得、米国の12月個人消費支出などの発表が予定されている。
(鷲尾香一)