日銀・金融政策変更の思惑が後退...今週から始まる企業決算に関心移る(1月23日~1月27日)【株と為替 今週のねらい目】

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東京外国為替市場 もみあいか 1月末のFOMC(米連邦公開市場委員会)を注視

東京外国為替市場見通し(1月23日~27日)
ドル・円予想レンジ:1ドル=125円00銭~132円00銭

2023年1月20日(金)終値 1ドル=129円57銭

   今週の外国為替市場でドル円相場は、もみあいか。

   前週のドル円相場は、ドルが小幅上昇した。週初には1ドル=127円前半までドル安・円高が進んだが、18日の金融政策決定会合で日銀が金融政策の現状維持を決定すると、ドルの買い戻しが進み、一時1ドル=131円半ばまでドル高・円安となった。

   しかし、その後は米国の経済指標が市場予想を下回ったことで、米国の利上げペースの減速観測が強まり、ドルは1ドル=127円台に下落した。

   今週のドル円相場は、もみあいとなりそうだ。

   日銀の金融政策変更の思惑は後退しているものの、3月の金融政策決定会合に向けて、金融政策変更の思惑がくすぶり続ける半面、1月末からのFOMC(米連邦公開市場委員会)で米国の0.25%の利上げ実施が見込まれていることで、一方的にドル売り・円買いには進みづらい状況となっている。

◆国内外、今週発表予定の経済指標は?

   経済指標は、国内では23日に日銀金融政策決定会合議事要旨(12月開催分)、25日に11月景気動向指数、26日に日銀金融政策決定会合「主な意見」(1月開催分)などの発表が予定されている。

   海外では26日に米国の10-12月期GDP(国内総生産)、米国の12月耐久財受注、米国の12月新築住宅販売、27日に米国の12月個人所得、米国の12月個人消費支出などの発表が予定されている。

(鷲尾香一)

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