みなさん、こんにちは。馬医金満です。
今回は、直近の酒税に注目しました。
キリン、看板商品「一番搾り」を2年ぶりリニューアル
周知のように、最近、円安も相まって全体的に物価の高騰が続いています。そんな中、気になるのは、2023年10月に酒税の改正があり、「ビール」が1缶あたり7円程度減税されることです。
酒税に関しては現在、「ビール」が最も高く、その次に「発泡酒」、「第3のビール」の順となっています。これが10月からは、「ビール」にかかる税率が350mlあたり7円程度引き下げられます。
一方で、「第3のビール」の税率は9円程度引き上げられ、「発泡酒」と同じ割合となります。そのため、今までは価格の安い「第3のビール」や「発泡酒」に力を注いでいた各社が、再度本家のビール強化に本腰を入れている状況となります。
具体例として、キリンは看板商品「一番搾り」を2年ぶりにリニューアル。発表によると、今月から麦汁の仕込み工程を見直し、飲みごたえを向上させるとのことです。
ビールにかかる税率自体がそれでも高いという議論もありますが、今回の税制によってビール強化の流れから、小規模な醸造所でつくるクラフトビールなどにも光が当たると思うと、楽しみにも感じています。
ではまた!(馬医金満)