セールスパーソンに欠かせない「質問力」...ニーズの核心を突く、聞き出し方とは?(大関暁夫)

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5W1Hを上手に組み合わせて質問!

   初歩的な非定型質問ヒアリングとして、5W1Hで質問を繰り出していくというやり方があります。

   What(何が)、When(いつからorいつまで)、Who(誰が、誰に)、Where(どこで)、Why(なぜ)、How(どのように)を、上手に組み合わせて質問を繰り返していくことで、質問が途切れずに核心に近づいていくことが可能になるのです。

   ひとつの事柄に関し、最大6つの非定形質問でヒアリングをすることを基本に据えれば、「質問力」は確実に高まって、手にする情報量は目に見えて増えることでしょう。

   以上をまとめると、「ヒアリング」ステップで真のニーズを聞き出し有効なセールスにつなげるためには、「質問力」の向上が不可欠であるということ。そして、「質問力」の向上にはまず、「予備調査」をしっかりおこない奥行きのある質問ができる下地づくりをする。

   そのうえで、5W1Hを駆使した不定形質問を繰り返しながらニーズの核心に迫っていくことが、次なる「セールス(プレゼンテーション)」のステップをより有益なものにするのです。

   あとは場数を踏むこと、あるいは経験豊富な上司や実績が上がっている先輩のヒアリングの仕方を見て学ぶことで、「質問力」は確実に磨かれていくはずです。(大関暁夫)

大関 暁夫(おおぜき・あけお)
株式会社スタジオ02 代表取締役 企業アナリスト
東北大学経済学部(企業戦略論専攻)卒。1984年、横浜銀行に入行。現場業務および現場指導のほか、出向による新聞記者経験を含めプレス、マーケティング畑を歴任。全国銀行協会出向時には対大蔵省(当時)、対自民党のフロントマンも務めた。中央林間支店長に従事した後、2006年に独立。銀行で培った都市銀行に打ち勝つ独自の営業理論を軸に、主に地域金融機関、上場企業、ベンチャー企業のマネジメント支援および現場指導を実践している。
メディアで数多くの執筆を担当。現在、J-CAST 会社ウォッチ、ITメディア、BLOGOS、AllAboutで、マネジメント記事を連載中。
1959年生まれ。
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