紅白歌合戦、高評価なのに「歴代最悪2位」が意味するもの
具体的な番組についても注文が相次いだが、好き嫌いの評価が分かれるのが、NHKにとってもつらいところだろう。たとえば、こんなふうに――。
「視聴者が見たいと思う番組を増やすなどの歩み寄りがないのだと思う。『キングダム』みたいな面白い歴史物のアニメを多くすれば、もうちょっと不満も減ってくるんじゃないかな?」
「大河は制作費高いけど、その撮影のための歴史研究や、国内での大規模ドラマ、映画撮影の技術継承、伝統工芸の継承も考えると、残してもよいのかなって。大河の映像は他の教育番組でも使うし」
「昨年は大河面白かったけど、今年はなんか演出も時代解釈も微妙だし、見ないかな...。紅白も豪華なだけで見ようとも思わないし。だからといってたまに見ていた『キングダム』や『進撃の巨人』は、本当に公共放送でやるべきなのかとも思う。NHKは脂肪分を落として極限まで縮小すればよいのでは? そうすれば受信料も安くなるし、国民の理解も得られると思う」
「この間の紅白歌合戦が顕著だったのだが、『番組評価が高いにも関わらず、視聴率は歴代ワースト2位』という結果。これが何を意味しているのかというと、もう好きな奴しか見ていないのだよ。興味ない層は全く見ていない。国民の6割強が興味ないと数字でハッキリ出ているわけだ。
歌やバラエティーなどの芸能系と、ニュース系は分けるべきでしょ。芸能好きな人が芸能チャンネルに金を払えばいい。一律で徴収していることがもう前時代的すぎる」
最後にこんな意見を紹介したい。
「コメントにNHKを支持するコメントが見当たらない。正しいことを行なっているなら、こんなに支持率が低いわけはないですよね。まずは、割増だの罰則だの言う前に、自分たちがやっていることを見直したほうがいいのではないですかね」
(福田和郎)