「一人口では食えぬが、二人口は食える」...結婚できないなんて思い込みかウソ?
一方で「結婚離れ」に走る若者を嘆く意見も多かった。
「少子化問題になるとすぐ金がない、政府が悪いとなるけど、結局これが本音で一番の原因では? 実際に世間を見渡しても高収入で未婚の人や子どものいない夫婦なんていくらでもいるし、その逆もしかり。
そもそも経済的な理由で結婚できないというけど、昔から『一人口(ひとりぐち)では食えぬが、二人口(ふたりぐち)は食える』と言って、独り暮らしの家計より、結婚して2人分の収入で2人の生活費をまとめたほうが家計の余裕はできるのだから、経済的理由での未婚は思い込みかウソのどちらか」
「これが本音ベースの結果だと思います。経済的理由ももちろんあるのでしょうけど、今ある自由やお金、その他諸々を失いたくないというのが、正直なところなのではと思います。だとしたら、経済的メリットや支援があったところで、このような人たちには効果がないということになりますね」
最後にこんな声を紹介したい。
「自分は20代で趣味を満喫したり、たくさん遊んだりしてだいぶ満足したので結婚することをとった。結婚が決まって思ったのは、何だかんだ、我が子の結婚が親は嬉しいのだなと。新生活に必要なものを頼んでいないのにいろいろ揃えてきたりとか、ドレスの試着の写真を眺めていたりとか。結婚っていいことばっかりじゃないのは分かっているが、悪いことばっかりでもない。まあ、相手にもよるが...」
(福田和郎)