子どものために...「学資保険」で重視したことは? 第1位「返戻率」って何?

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   受験シーズンが始まった。志望校への合格を祈る傍ら、入学金や授業料などの学費に頭を痛める親は少なくない。そんな悩みを解決する一助になりそうなのが、教育資金の準備を目的とした学資保険だ。

   保険相談サービスの保険マンモスが、10歳未満の子どもがいる500人の親に、「学資保険に加入していますか?」と聞いたところ、「加入している」と答えた人は全体の47%だった。半数よりも少し少ないが、およそ2人に1人の親が学資保険に加入していることがわかった。2022年12月23日に「学資保険に関するアンケート調査」を発表した。

  • 「学資保険」で重視したことは?
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加入していないワケ...「学資保険のことがよくわからない」

   子育てにかかるお金、なかでも教育費の高騰は深刻だ。一般に、幼稚園から大学卒業までに1人あたり1000万円かかるとされ、重い負担が少子化問題にも陰を落とすほど。これから出産しようという家庭や、子育て世代の大きな悩みのタネになっている。

   学資保険は原則、親が契約者となって0歳?22歳の期間に保険料を納め、親に万が一のことがあったら保険料が免除されるほか、入学金や学費などの教育資金と満期保険金が受け取れる、貯蓄型の保険商品だ。

   そんな学資保険だが、半数を上回る53%の親が「加入していない」と答えた。

   調査では、学資保険に加入していない人にその理由を聞いたところ、第1位は「学資保険のことがよくわからない」で、267人中119人がそう答えた(複数回答)。

   第2位は、「必要性は感じているが、保険料を払う余力がない」(87人)だった。第3位は「学費のために預貯金をしているから」(64人)、第4位に「学費のために投資をしているから」(41人)と続く。また、7人が「学費のための資金は十分に持っているから」と答えた。【下のグラフ参照】

   「保険料を払う余力がない」と答えた親が、学資保険に加入していない人の約3割に相当する一方で、教育費のために預貯金や投資をしている人や、資金に余裕のある人も少なからずいることがわかった。

学資保険に「加入していない」ワケは?(保険マンモス調べ)
学資保険に「加入していない」ワケは?(保険マンモス調べ)

   調査では、ほかにもこんな回答が寄せられた。

「銀行の教育資金贈与口座を開設してるから」
「学資保険ではなく、生命保険で準備しているため」
「あまりメリットを感じなかったため」
「子どもに持病があるので学資保険に入れない」
「必要性は感じつつ、相談に行く時間もなかなか取れない」
「将来の学費を保険として確保していくのがいいのか、預貯金や投資で確保するのがいいのか、悩んでいるうちに時が経った」
「学資保険の代わりに短期払終身保険に加入しているから」

   学資保険の代わりに、他の保険商品や金融商品でまかなっている親は少なくないようだ。

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