転職市場でも有利なコンサル出身者
コンサルティングファームで従事した経験を持つコンサル出身者(ポストコンサル)は、業界内外のハイポジションへの転職が可能だ。
コンサルタントは若いうちから経営課題解決や組織変革の経験を積んでいるため、企業の経営幹部・幹部候補として抜てきされることも多い。現代の転職市場において、経営幹部に至る「キャリアの高速道路」と呼ばれている。
東京大学など難関大学の新卒者がコンサルティングファームを目指すのも、そうしたキャリアパスが知られてきたからだ。
業界の動向として、SDGsや脱炭素化など、社会課題解決に向けたコンサルティング、デジタルトランスフォーメーションの牽引、withコロナ時代における戦略再構築の支援などを紹介している。
アクセンチュア、ボストン コンサルティング グループ、マッキンゼー・アンド・カンパニー、野村総合研究所など主要ファームの特徴と戦略、採用プロセス、トレーニング、配属方法についても詳しく説明している。
採用では通常の採用ルートとは別に、一般企業ではインターンシップと呼ばれる「ジョブ採用」を採っているところが多い。
入社試験同様、数十から数百倍という難関の筆記試験や数回の面接を突破したうえで、ジョブに参加。与えられたテーマのリサーチを行い、報告書にまとめてプレゼンテーションして、評価を受ける。