Z世代若者が読む小説ランキング!...大学生の心理戦「就活ミステリー」、作家兼YouTuberの動画と連動「ホラー小説」、ボカロ作曲家の「音楽コラボミステリー」

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異常な家の間取りが謎解き、動画と連動した『変な家』

『同志少女よ、敵を撃て』(hontoのプレスリリースより)
『同志少女よ、敵を撃て』(hontoのプレスリリースより)
『変な家』(hontoのプレスリリースより)
『変な家』(hontoのプレスリリースより)

   Z世代らしい新しい感覚の小説もランクインしている。

   せっかくなので、少し紹介していこう。1位の『同志少女よ、敵を撃て』は、狩りの名手だったロシア人少女が狙撃兵養成学校に入学。ナチスと戦った独ソ戦を舞台に、女性だけの狙撃小隊がたどる生と死の運命を描いた。現在進行中のウクライナ戦争と相まって注目が高まり、昨年(2022年)のベストセラーにもなった。著者の逢坂冬馬さんは、本作で第11回アガサ・クリスティー賞大賞を受賞して作家デビューを果たした。

   トップ10には、朝井リョウさん『正欲』(2位)、住野よるさんの『腹を割ったら血が出るだけさ』(3位)、町田そのこさん『52ヘルツのクジラたち』(7位)といった「本屋大賞」などで注目された作家や作品が並ぶ。

   4位の『変な家』は正体不明のホラー作家兼YouTuberとして注目を集める雨穴さんの作品だ。動画と連動した不動産ミステリーで、作品のもとになった動画は再生数1200万回を超える。よく見ると、不気味で異常な家の間取りが謎解きのキーポイント、驚愕の真実に辿りつく仕掛け。映画化も決定している。

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