日銀の金融政策、変更あるのか?...今週開催の「日銀金融政策決定会合」に最大注目(1月16日~1月20日)【株と為替 今週のねらい目】

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東京外国為替市場 ドルが軟調な展開か

東京外国為替市場見通し(1月16日~20日)
ドル・円予想レンジ:1ドル=125円00銭~132円00銭

2023年1月13日(金)終値 1ドル=127円88銭

   今週の外国為替市場でドル円相場は、ドルが軟調な展開か。

   前週のドル円相場は、ドルが下落した。米国の12月消費者物価指数で物価の上昇が減速していることが確認され、米長期金利が低下した。これに加え、日銀が「1月の金融政策決定会合で大規模金融緩和策の副作用を点検する」との一部報道により、リスク回避の円買いが加速し、ドルは一時1ドル=127円台半ばまで下落した。

   今週のドル円相場は、ドルが軟調な展開となりそうだ。

   市場の注目は、日銀の金融政策に集まっている。17~18日の日銀金融政策決定会合での金融政策の変更に対する思惑が強まっていることで、ドルの上値は重い。

   政策変が実施されれば、大幅な円高に動く可能性があるのはもちろんだが、変更されなくても、思惑が継続することになり、ドルの上値が重い状況が続くことになりそうだ。

◆国内外、今週発表予定の経済指標は?

   経済指標は、国内では16日に12月企業物価指数、12月工作機械受注、17日に日銀金融政策決定会合(18日まで)、18日に黒田日銀総裁会見、日銀の展望レポート公表、11月機械受注、11月鉱工業生産、19日に12月貿易統計、20日に12月全国消費者物価指数などの発表が予定されている。

   海外では16日に世界経済フォーラム(ダボス会議)、17日に中国の12月鉱工業生産、中国の12月小売売上高、中国の10-12月GDP(国内総生産)、18日に米国の12月生産者物価指数、米国の12月小売売上高、米国の12月鉱工業生産、米国地区連銀経済報告(ベージュブック)、19日に米国の12月住宅着工件数などの発表が予定されている。

(鷲尾香一)

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