IPO企業の社長、40代が最多
さらに、2022年のIPO企業の設立から上場までの期間は、平均で「16.5年」で、前年の18.8年から2.3年短縮した。帝国データバンクはその原因を、
「設立から事業化・商品化までの期間が比較的短いIT関連企業の割合が大きくなった一方、ある程度の時間を要する製造業の割合が小さくなったことが考えられる」
とみている。
一方、IPO企業の社長の平均年齢は、全国の社長平均年齢を10歳近く下回る水準で推移してきた。2022年にIPOを果たした企業の社長の平均年齢は51.2歳と前年の50.3歳から0.9歳上昇した。年代別にみると、「40代」が最も多く全体の33.0%を占めた。【上のグラフ参照】
なお、調査は、帝国データバンクの企業概要データベース「COSMOS2」に収録されている約147万社のデータなどを用いて、2022年の国内IPO市場の動向について集計・分析した。