きょうは30代のKさんがいらっしゃっています。
「2023年になりましたね。いつも年明けに今年の目標を立てていますが、年末に達成できていないので......今年は目標をあえてたてませんでした。今年もいい年、幸せな年だと思えるような一年にしたいなと思いますが、どう過ごしたらいいのでしょうか」
自分自身を期待するとは、どういうこと?
いよいよ2023年ですね。Kさんがおっしゃっているように「今年はいい年だった」と思える一年って、最高じゃないでしょうか。今年はぜひ、最高な一年にしてほしいものですね。2023年を幸せに過ごすには、自分自身への期待感を高めることが大切です。
同じような大変で辛い状況の中でも、「幸せそうな人」「不幸せそうな人」っていますよね。これは自分に対する期待感の差だったりします。幸せそうな人は「自分ができていること」や「自分にあるもの」に目を向けています。一方、不幸せそうな人は「自分ができないこと」や「自分にないもの」ばかりに目を向けています。
同じような状況の中でも、自分への期待感があるかないかで、「幸福度」がまったく異なってくるのです。自分自身への期待感が少ないと、残念ながら、グチにもつながることもあります。
「自分がうまくいかないのは世の中不公平だから」「時代のせいで商品が売れない」などと外部要因――つまり、まわりのせいにしていきます。これでは自分のこともどんどん嫌になって、マイナスのループの発生ですね。
期待感を高める方法、「発見力」の鍛え方とは?
自分への期待感が少ない人は、日常でのトレーニングが必要です。それは、日常の中によいことを見つける練習です。昔、日常の生活の中に「よかった探し」をするアニメがありましたが、これを毎日やるだけでも物事に対する解釈が変わっていきます。
たとえば、手帳を使っている人は、1日の終わりに「今日のよかったこと」を3つ書く習慣をつけてみましょう。最初は無理やり「よいこと」を書き出す形になるかもしれませんが、だんだんと慣れていくはずです。
・窓から見える雪山がキレイだった
・活発な会議になった
・「ありがとう」と伝えたら自分も嬉しくなった
こんなふうに、ささいなことを書いてみましょう。
日常の「いいこと」が見つけられるようになったら、自分自身の「いいところ」「できること」も見つけられるようになるはずです。日常の中でよい情報を見つける力を鍛えることで、だんだんと自分への期待感が高まっていくでしょう。
「グチ」を言わずに「考える習慣」を
自分への期待感が高まってきたら、だんだんとグチも減ってくるはずです。
何か不満や不安を感じた時には「グチ」を言うのではなく、「これからどうするか」「どうやったらよくなるか」と「考える習慣」にしていきましょう。そうすることで、「自分は何ができるか、何をしたらいいのか」と考える力にもなり、行動につながっていきます。
自分のできること、できそうなことが増えていくことで、自分への自信、期待感も高まっていくもの。そうすることで、「自分の強み」も見つけられるはずです。「幸せそうな人」はどんな状況であっても、自分の力で目の前の状況を「幸せ」に変えてしまうんですね。
毎日の積み重ねによって、2023年はきっと「幸せ」な一年になるでしょう。ぜひKさん、2023年は他人に期待するのではなく、自分に期待することで「幸せ」な一年にしていきましょう!! 私も一緒にやってみるので、また年末に報告しあいましょうね。(ひろ子ママ)