きょうは30代のKさんがいらっしゃっています。
「2023年になりましたね。いつも年明けに今年の目標を立てていますが、年末に達成できていないので......今年は目標をあえてたてませんでした。今年もいい年、幸せな年だと思えるような一年にしたいなと思いますが、どう過ごしたらいいのでしょうか」
自分自身を期待するとは、どういうこと?
いよいよ2023年ですね。Kさんがおっしゃっているように「今年はいい年だった」と思える一年って、最高じゃないでしょうか。今年はぜひ、最高な一年にしてほしいものですね。2023年を幸せに過ごすには、自分自身への期待感を高めることが大切です。
同じような大変で辛い状況の中でも、「幸せそうな人」「不幸せそうな人」っていますよね。これは自分に対する期待感の差だったりします。幸せそうな人は「自分ができていること」や「自分にあるもの」に目を向けています。一方、不幸せそうな人は「自分ができないこと」や「自分にないもの」ばかりに目を向けています。
同じような状況の中でも、自分への期待感があるかないかで、「幸福度」がまったく異なってくるのです。自分自身への期待感が少ないと、残念ながら、グチにもつながることもあります。
「自分がうまくいかないのは世の中不公平だから」「時代のせいで商品が売れない」などと外部要因――つまり、まわりのせいにしていきます。これでは自分のこともどんどん嫌になって、マイナスのループの発生ですね。