「カラオケ離れ」をどう乗り切るか...明るい兆しも!
首都圏の人たちには「カラオケの鉄人」で知られる鉄人化計画ですが、事業の多角化と見直しによる試行錯誤を繰り返しています。コロナ禍やテレワークの定着により主軸のカラオケの利用客数が大幅に減り、物価高も相まって「カラオケ離れ」が懸念されます。
前述の通り「継続企業の前提に関する重要事象等」も記載されており、今後は経営資源の選択、店舗運営コストの効率化、本社運営コストのスリム化、収益基盤事業のシフトに取り組む必要があります。
なかでも近年進出した「美容事業」に新たな収益基盤事業となる兆しがあり、期待されます。他社に先駆けた経営体質の強化が会社の継続可能性を高める可能性もあり、今後が注目されます。
なお、鉄人化計画の株価は2022年1月に415円の高値を付けていますが、その後は急落。現在は200円台後半を推移しています。(こたつ経営研究所)