「カラオケの鉄人」運営の鉄人化計画...社員の平均給与はいくら? 気になる業績推移や平均勤続年数もチェック!

セグメント営業利益で美容事業がカラオケ上回る

   鉄人化計画の報告セグメントは2022年8月期から「カラオケルーム運営事業」「飲食事業」「美容事業」「メディア・コンテンツ企画事業」の4つです。

   カラオケルーム運営事業は、首都圏(東京・神奈川・千葉)において、「カラオケの鉄人」ブランドで直営のカラオケ店舗を43店舗展開。飲食事業は、「直久」ブランドでラーメン事業を中心に、直営店舗のほかフランチャイジー店舗および小売流通事業者等への販売を行っています。

   美容事業は、首都圏において「Bianca」ブランド、中京地区において「Rich to」ブランドで、まつ毛エクステ・ネイルサロンを49店舗展開。メディア・コンテンツ企画事業は、携帯電話用モバイルコンテンツ(着信メロディ、着うた)の制作・販売・配信の運営を行っています。

   その他、カラオケルーム運営事業を補完する事業として、アニメ・ゲームのコンテンツフォルダーのライセンスを使用したコラボ事業や、「TZ GAME Labs」の名称でe-スポーツ事業を行っています。

   セグメント別の売上高は、カラオケルーム運営事業が37億8900万円で64.5%を占めるほか、飲食事業が7億900万円で12.1%、美容事業が12億1600万円で20.7%、メディア・コンテンツ企画事業が8700万円で1.5%、その他事業が7400万円で1.3%です。

   ほとんどの事業が前期比で売上減となるなか、美容事業は同431.9%増に成長しました。これは当期より「Bianca」グループが新たに加わったためです。

   セグメント別の営業利益(調整前)は、カラオケルーム運営事業が5800万円、飲食事業が1400万円、美容事業が1億9000万円、メディア・コンテンツ企画事業が7100万円。その他事業は3900万円の営業赤字でした。美容事業の健闘が最終黒字の確保に貢献しています。

こたつ経営研究会
こたつ経営研究会
有価証券報告書や決算説明書などの公開情報を分析し、会社の内情に思いをめぐらすニューノーマルな引きこもり。昼間は在宅勤務のサラリーマンをしながらデイトレード、夜はネットゲームをしたりこたつ記事を書いたりしている。好きなピアニストはグレン・グールド。嫌いな言葉は「スクープは足で稼げ」。
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