みずほ信託銀行、デジタル証券発行...温泉旅館が投資対象に【馬医金満のマネー通信】

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   みなさん、こんにちは。馬医金満です。

   今回は、デジタル証券の動きに注目しました。

銀行としても資産形成を後押し

   直近では、デジタル証券だけでなく、信託銀行の間で、デジタル証券に参入する動きが相次いでいます。

   不動産などの大型の資産をブロックチェーンの技術で小口化し、個人が手軽に投資できるようにすることで、資産形成を後押しするとともに、新たな顧客を取り込むねらいです。

   一例として、みずほ信託銀行は、2022年12月23日、新潟県湯沢町にある温泉旅館の資産のうちの21億円余りについて、1口100万円で2口から購入できるデジタル証券として売り出す、と発表しました。

   経営の状況に応じて分配金を得られるため、銀行としても資産形成を後押しするとともに、新たな顧客を取り込むねらいがあります。

   また、関連する話題として、私設取引所への新規参入も少しずつ出ています。

   なかでも注目しているのは、SBIホールディングス(HD)や三井住友フィナンシャルグループ(FG)が出資し、株式売買などを取り扱う私設取引所「大阪デジタルエクスチェンジ(ODX)」です。22年6月に開業しました。私設取引所の新規参入は、約12年ぶりでした。

   ODXのPTS(投資家が証券取引所を介さずに、有価証券を売買できる電子取引システム)の取引時間は、現物取引が午前8時20分~午後4時、信用取引は午前9時~午前11時30分および午後0時30分~午後3時です。現時点では、夜間取引は提供していません。

   特に、注文時の「呼値の単位(値段の刻み)」が細かいため、投資家にとってより有利に取引できる可能性があるため、今後も注目したいと思います。

   ではまた!(馬医金満)

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