賃上げの機運高まる...でも、誰もが平等に上がるわけではないかも? いまこそ大事なのは、自分をプレゼンする力(高城幸司)

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   世間では賃上げをすすめる機運が高まっています。

   ついには経済団体の代表である経団連の十倉雅和会長さえ、「企業が取引価格や販売価格を上げようとしていて、賃上げの機運が出てきている」と指摘。さらに、賃上げは企業の責務で一時的給付も良いが、できるだけベースアップを中心にやってほしい、ともコメントされています。

あなたの会社は賃上げ機運をどうとらえているか?

   こうした動きに対して、敏感に対応して賃上げに取り組む企業。もちろん、反対派の企業も、相当数は存在すると思います。

   こうした対極的な動きが出ていることを踏まえて、「稼ぎたいなら」転職を考えてもいいかもしれません。仮に、賃上げ機運に便乗しない企業に勤務しており、そのまま転職しなければ、将来的に得られる報酬に大きな差が出てくる可能性があるからです。

   自分の会社は社会の賃上げ機運に対して、どのように考えているのか? 確かめてみてください。あわせて、賃上げするとはいっても、誰もが平等に上がるとは限りません。

   いわゆるジョブ型の人事制度を導入して、報酬は市場価値に連動させる。さらに、業績も連動することで大きくメリハリが利いた状況になるとしたら、報酬が下がる(ないしは、上がらない)人も出てくる可能性があります。

   あなたが報酬をあげていくためには、専門性に加えてプレゼンテーション力が求められることを覚えておいてください。上司が部下の報酬を上げていくには、合理的な理由が必要だからです。

高城幸司(たかぎ・こうじ)
1964年生まれ。リクルートに入社し、通信・ネット関連の営業で6年間トップセールス賞を受賞。その後、日本初の独立起業専門誌「アントレ」を創刊、編集長を務める。2005年に「マネジメント強化を支援する企業」セレブレインの代表取締役社長に就任。近著に『ダメ部下を再生させる上司の技術』(マガジンハウス)、『稼げる人、稼げない人』(PHP新書)。
「高城幸司の社長ブログ」
株式会社セレブレイン
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