バブル期超えの過去最高を記録...東洋経済「熱狂のマンション」、ダイヤモンド「相続 生前贈与」、エコノミスト「投資のタネ」を特集

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日本株は「宇宙」、「インバウンド」に注目

   「週刊エコノミスト」(2023年1月10日号)の特集は、「2023 投資のタネ」。2023年注目の投資テーマと企業を展望している。

   2023年の株式市場は、比較的明るい展開になる、と予想している。

   その先陣を切るのが、宇宙ベンチャー企業のispace(アイ・スペース)だ。同社は、自社開発した無人月面着陸船を米スペースX社のロケットに搭載。22年12月11日に米フロリダの発射場から打ち上げられた。計画では23年4月に月面着陸に挑戦する予定だ。成功すれば、民間では世界初となる。

   22年度内にも東京証券取引所に上場する可能性があるとして、日本の宇宙産業が株式市場でもテーマとして急浮上しそうだ、としている。

   このほかのテーマとして、インバウンド(訪日外国人)とリオープン(経済再開)、挽回と回復、日本の技術力の再評価を挙げている。

   テーマごとの主な注目企業を列挙すると、こうなる。

〇宇宙産業 日本特殊陶業(全固体電池)、スズキ(アイ・スペースに出資)
〇インバウンド JR東海、ANAホールディングス、西武ホールディングス
〇生産回復 トヨタ自動車、日産自動車、SUBARU、ファナック、安川電機
〇新興企業 イーディーピー(人工ダイヤ)、ビジョナル(ビズリーチを運営)

   緩やかなインフレと金利上昇が予想される日本。芳賀沼千里氏(三菱UFJ信託銀行受託運用部チーフストラテジスト)は、長期的に日本が標準的な普通の経済に向かう過程で、取るべき投資スタイルについて書いている。

   銘柄選択では「無視された銘柄」に注目している。伝統的な産業や小型株には無視された銘柄が少なくないとし、訪日旅行客関連の内需関連銘柄が対象になる。

   「良いインフレ」経済になり、日本株は相対的に魅力があるという。(渡辺淳悦)

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