1月3日は一時、1ドル=129円台後半まで円高が進行...今週の展望は?(1月4日~1月6日)【株と為替 今週のねらい目】

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   どうなる!? 今週の株式・為替マーケット!

東京株式市場 レンジ内の動きか

東京株式市場見通し(1月4日~6日)
日経平均株価予想レンジ:2万6000円~2万7000円

2022年12月30日(金)終値 2万6094円50銭

   今週の東京株式市場の日経平均株価は、レンジ内の動きか。

   前週の東京株式市場の日経平均株価は、続落した。12月31日の大納会こそ小幅に上昇したものの、全般は米国を中心とした景気の減速懸念の強まりを受け、米国株が下落。それを受け、日経平均株価も軟調な展開だった。

   加えて、12月20日の金融政策決定会合で、日銀が長期金利の変動幅を拡大する金融政策の変更を行ったことも、日経平均株価の上値抑制要因となっている。

   今週の日経平均株価は、様子見気分の強い、レンジ内の動きとなりそうだ。

   全般は昨年末の地合いを引き継ぎ、上値の重い展開が予想される。支援材料としては、3日の東京市場で、一時1ドル=129円台後半まで円高が進行したことがあげられるが、相場の鍵を握るのは米国を中心とした景気動向だろう。

   その点では、今週は米国の経済指標が相次いで発表される。特に、6日には米国の12月雇用統計の発表を控えており、注目だ。

東京外国為替市場 ドルの上値が重い展開か

東京外国為替市場見通し(1月4日~6日)
ドル・円予想レンジ:1ドル=128円50銭~132円00銭

2023年1月4日(水)00:00 1ドル=130円17銭

   今週の外国為替市場でドル円相場は、ドルの上値が重い展開か。

   前週のドル円相場は、ドルが下落した。ドルは一時、1ドル=134円台前半まで値を戻す局面もあった。だが、12月20日の金融政策決定会合で、日銀が長期金利の変動幅を拡大する金融政策の変更を行ったことや米国の景気減速懸念を背景に、ドルの上値が重い展開となった。3日の東京市場では一時、1ドル=129円台後半まで円高が進行した。

   今週のドル円相場は、ドルの上値が重い展開となりそうだ。

   市場には日銀が金融引き締め方向へ政策を転換するのではないか、との懸念がくすぶり続けている。ただ、今週は6日の米国の12月雇用統計など、相場を大きく動かす可能性のある米国の経済指標が相次いで発表されるため、注意が必要だ。

◆国内外、今週発表予定の経済指標は?

   経済指標は、国内では4日に大発会、5日に12月消費動向調査、6日に11月毎月勤労統計などの発表が予定されている。

   海外では4日に米国の12月のISM製造業景況指数、5日に米国の12月ADP雇用統計、米国の11月貿易収支、6日に米国の12月雇用統計、米国の12月ISM非製造業PMI などの発表が予定されている。

(鷲尾香一)

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