「仮想通貨」取引でよく目にする「AMM」って何だ?...今、注目の仕組みを解説【仮想通貨通信vol.1(前編)】

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そもそもAMMとは?...「簡単、そして、効率的な市場の仕組み」

   ざっくりAMMを表現すると、「簡単、そして、効率的な市場の仕組み」と言えるでしょう。それでは、既存のものと一体どこがどう違うのでしょうか。

   現在主流の取引方法は、主に以下の2つ。

・市場を通じて投資家の売買注文をマッチングさせる方法
・AMMを利用し取引価格を決定する方法

   まず1つめの「市場を通じて投資家の売買注文をマッチングさせる方法」について、おさらいしてみましょう(ここでは便宜的に、「板取引」とよびます)。

   この方法は、株式や債券など、あらゆる金融商品の取引で用いられている方法です。

   価格や数量を指定し、「指値」注文を取引所に出す。すると、取引所内において、売り手と買い手をマッチングさせることで取引が成立します。binance(バイナンス)やbitFlyer(ビットフライヤー)などの「仮想通貨取引所」ではこの形式を利用しています。

   東京証券取引所やニューヨーク証券取引所(NYSE)で行われている株式取引の手法と同じで、こちらの方がイメージとしてわきやすいかもしれません!

   そしてもう一つが今回ご紹介するAMMを利用した方法。こちらは、売り手対買い手の取引ではなく、「流動性プール」内の仮想通貨の需給によって、決まった価格で取引する方法。

   需要が高まれば価格が上昇、供給が多くなれば価格が下落する。いわば、実際の経済のシステムと同じですね。

   AMMを利用した取引所では、細かな設定をすることなく、初心者でも簡単に取引できるという点で人気を集めています。

   なんだか仮想通貨の売買って難しそう...と感じている方にも、実は簡単にお使いいただくことができます。

   以上が2つの取引方法の違いになりますが、ちょっとイメージしづらかったかもしれません。そこで図解してみたものが以下のものです。大きな違いとしては、取引相手の違い、という点がありますね!

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