2023年はどんな年に?...おなじみ「日経業界地図」注目のキーワードは?

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「水素」関連技術に大きな期待

   巻頭特集のもう1つの柱が、「有望な100の技術」だ。

   日経BPの専門媒体編集部と総合研究所がまとめたもので、IT(情報技術)と他の技術を組み合わせたものが多い。変わったものでは、走行中のEVに道路から電気を供給する「給電道路」、「遠隔操作式の人型重機」、住人の健康やエネルギー利用の状況などを自動で把握する「IoT住宅」などを挙げている。

   これらの技術を対象に、ビジネスパーソン1200人に「2030年に期待できる」技術を尋ねた「テクノロジー期待度番付」も興味深い。

   1位は「水素の大量輸送」だ。生産地でトルエンと反応させタンカーで輸送、需要地で戻すものだ。2位は「CO2フリー水素」。太陽光や風力など再生可能エネルギーでつくった水素だ。

   3位の「e-Fuel(代替燃料)」は、余剰電力でつくった水素と濃縮回収したCO2を合成したもの。8位「水素エンジン」、14位「水素タービン」など水素に関連する技術に期待が集まっている。

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