久々にゆっくり自分の時間が持てる年末年始...どう過ごす?【上司力を鍛えるケーススタディ CASE19(後編)】(前川孝雄)

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   「前川孝雄の『上司力(R)』トレーニング~ケーススタディで考える現場マネジメントのコツ」では、現場で起こるさまざまなケースを取り上げながら、「上司力を鍛える」テクニック、スキルについて解説していきます。

   今回の「CASE19」では、久々にゆっくり自分の時間が持てる年末年始をどう過ごすか?...有効活用の方法を取り上げます。

  • 年末年始を有意義に過ごそう(写真はイメージ)
    年末年始を有意義に過ごそう(写真はイメージ)
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年頭に考えたい! 自社・自チームのパーパスとは?

   <久々にゆっくり自分の時間が持てる年末年始...どう過ごす?【上司力を鍛えるケーススタディ CASE19(前編)】(前川孝雄)>の続きです。

   1年の計を立てる新年初頭の過ごし方のもう一つの提案は、「自社・自チームのパーパスとは何か」を再考し、仕事を定義し直してみることです。これは、忙しい日常業務に追われる中ではなかなかできないこと。

   いま、欧米を中心に、多くの企業が自社のパーパス(目的、存在意義)の明確化と、パーパスに沿った経営をいかに進めるべきか、注力し始めています。それは、SDGs(国連の持続可能な開発目標)やESG(環境、社会、企業統治)重視の観点で、企業経営のあり方が根本から問い直されていることと軌を一にしています。

   企業は株主利益第一の「株主資本主義」から脱し、従業員や、取引先、顧客、地域社会などあらゆる利害関係者の利益に配慮し、自らの社会的パーパスを果たすべきと再認識され始めたのです。この世界的な潮流から、日本でもパーパス経営への関心が高まっています。企業経営者や研究者の間でも、こうした理念経営の重要性が強く打ち出されていますが、これも世界の潮流に沿ったものといえるでしょう。

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