2019年の4月から、「尾藤克之のオススメ 読んでためになるビジネス本」の連載を開始しました。
私のもとには毎年、300~400冊程度の献本が届き、それらも参考にしながら、オススメ本として記事にしています。2021年に続いて、独自書籍ランキングをつくりました。
「世の中に埋もれている優れた本を発掘すること」を目的としているので、ベストセラー本、著名人でなくても紹介しています。掲載基準としては「世に問いたいテーマが明確であること」を重視しています。
それではさっそく、私のコメントと記事の一部も取り上げつつ、カウントアップ(1位→10位)で紹介していきましょう。
パチプロの「PCDA」に学べ!
1位.「何も知らなくても大丈夫!フリーランスの税金と経費と確定申告」(脇田弥輝著)ソシム
この記事を公開したのは、確定申告前でした。時期的にも、注目度が高かったのではと思われます。「経費になる、ならない」というのも興味をかきたてたのかもしれません。編集部によると、爆発力があり一気にアクセスを伸ばした記事でした。
▼こんな記事でした(一部)
経費になるもの、ならないものって何? 確定申告の基本は整理整頓!
確定申告の季節がやってきました。とくにフリーランスの人にとっては、避けられない手続きです。ただし、手続きをしないと、さまざまな問題が生じます。とくに大切なのが「経費」の扱い。「この領収書は経費になるのか、ならないのか、どっちだっけ?」など悩む人が続出します。
2位.「一人ディズニー50の楽しみ方」(みっこ著)サンクチュアリ出版
著者ならではのディープな東京ディズニーリゾートの楽しみ方が広く受けたのだと思います。「ひとりディズニー」は気の向くままに、好きなことを好きなだけ「自己中心的」な楽しみ方。今後、意外にブームになるかもしれません!?
▼こんな記事でした(一部)
一度やると、もうもとに戻れない?...「ひとりディズニー」の楽しみ方
「あのアトラクションに乗れなかった」「あのお店のごはんが食べたかった」「ショーをもうひとつ観たかった」......など、東京ディズニーリゾートで、ちょっと物足りないと感じた経験がある方も多いのではないでしょうか。そんな人たちにおススメなのが「ひとりディズニー」です。
3位.「3か月で自然に痩せていく仕組み」(野上浩一郎著)ダイヤモンド社
編集部によると、公開したその日がやはりよく読まれる傾向にあるそうですが、この記事は比較的、長く読まれていたようです。「3勤1休ダイエット」というフレーズは気になる人も多く、ニーズにマッチしたのでしょう。
▼こんな記事でした(一部)
努力も我慢も意志力もいらない...話題の「3勤1休ダイエット」って何?!
コロナ自粛で「体重増加」に悩んでいる人は少なくないことでしょう。ステイホームによる運動不足やストレスが原因とも言われています。また、ダイエットがうまくいったとしても、リバウンドも気になります。防ぐ手だてはないのでしょうか。
4位.「家がぐちゃぐちゃでいつも余裕がないあなたでも片づく方法」 (KC・デイビス著, 村井理子翻訳)SBクリエイティブ
多くの片づけ本には、「システムに自分の習慣を合わせるべき(もしくは、修正すべき)」と載っているものですが、この本によると、ストレスを高めるだけでよい方法とはいえません。本書に書かれているニッチな「片付け」への関心の高さに、正直、驚きました。
▼こんな記事でした(一部)
「片づけの魔法」に振り回されないで!...家がぐちゃぐちゃでも片づく方法
生きていくうえで必要な「家事」とはなにか。本書では、料理、掃除、洗濯、食事、食器洗い、衛生管理などの一般的なタスクを挙げている。しかし、これらのケアタスクに費やされる時間、体力、スキルを分析すると、単純な作業ではないことがわかります。
5位.「金持ち列車、貧乏列車 成功者だけが持つ『切符』を手に入れる方法」(末岡よしのり著)幻冬舎
「パチプロ」と「PCDA」という一見、結びつかない言葉の組み合わせがユニークだったように思われます。ビジネスパーソンをはじめ、幅広い層で気になる人も多かったのでは?
▼こんな記事でした(一部)
パチプロのPDCAはハンパじゃない? すべては努力の賜物だった
「仕事は10倍頑張るより、10分の1に減らす」「人脈は5年で全部入れ替えていい」「黄金比は、浪費1、消費6、投資3」「副業でおこづかい稼ぎをやめる」「異業種にいきなり転職してはいけない」。その選択が、あなたの収入を左右します。経営者/投資家が教える、最速でお金持ちになるヒントとはなんでしょうか。