プロ野球・日ハム「新球場」経済効果は1634億円超! 「新しいまち」の出現&人口増にも期待!...関大・名誉教授の試算を深読み

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宮本名誉教授「『新しいまちづくり』の手本になる」

   さらに、球場観光や一般市民の利用者の消費額は、2023年の利用者を年間約11万人かつ、これらの利用者がすべて日帰りと仮定して試算すると、一人当たり消費額は約7000円。総消費額は約7億7000万円となった。

   以上の試算から、新球場の観客の総消費額(約285億8220万円+約83億2000万円+約7億7000万円の合計)は、2023年に約376億7220万円

   この金額をもとにして、「2015年の北海道産業連関表(38部門)」の個人支出部門(個人サービス部門)を用いて計算すると、観客の消費額の経済効果は年平均で約572億6174万円、雇用創出効果で約7534人にのぼることがわかった。

   宮本名誉教授は「エスコンフィールドHOKKAIDO」の経済効果を、新球場への来場者とその消費による効果だけにとどまらない、とみている。完成すれば、北海道の観光名所の一つになるという。

「日本ハムの新球場『エスコンフィールド北海道』の誕生は、時間をかけて北広島市に『新しいまち』を創ることになり、その経済効果は非常に大きなものになると推察される」

   そのうえ、人口が増加することによって、地元に膨大な経済効果をもたらすことになり、新球場の周辺にさらに「新しいまち」が出現することで、新球場は観客数の維持、増加に努めるとみられると、指摘する。

   新球場の経済効果(建設費と観客の消費額の経済効果の合計)は、10年間で約6788億1740万円。「これは『新しいまちづくり』の手本になるであろう」と、コメントしている。

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