企業のメインバンクにじわり変化...ネット銀行が急伸、地銀の「単独過半シェア」は22行へ

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銀行別トップは「不動」の三菱UFJ 「たましん」が増加企業数で全国最多

   全国の企業が最も多く「メインバンク」に選んだ銀行は、三菱UFJ銀行だった。

   もっとも、企業数は9万5718社だったが、企業数、全国シェア(6.53%)ともに減っている。減少幅は2021年に続き、すべての金融機関で最大となっている。

   2位は三井住友銀行の7万6880社。シェアは5.25%で、前年から0.08ポイント、企業数で約560社減った。3位のみずほ銀行も、シェアで0.06ポイント、企業数で400社を超えて減少した。

   この結果、メガバンク3行をメインバンクとする企業数は前年比で約1800社、シェアにして0.25ポイント(3行の合計)の減少となり、前年に比べて減少幅は緩やかとなったものの、減少傾向が続いた。

   一方、りそな銀行は企業数で3万753社、シェア2.10%、埼玉りそな銀行は1万7593 社、1.20%で、ともに企業数で増えた。

   地銀・第二地銀では、北洋銀行の企業数が2万3965社で最多。次いで、福岡銀行の2万 2096社、千葉銀行の2万1422 社、西日本シティ銀行の2万777社と続く。

   トップ10のうち、千葉銀行は最も企業数が増えた(前年比298社増)。また、全体で最も企業数が増えたのは多摩信用金庫(東京都立川市)の7212社で、前年から352社も増加した。上位60行・庫をみても、300社を超える増加幅となったのは、多摩信金と宮崎銀行(9519社、313社増)の2行庫だけだった。

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