会社としての目標を示しても受け入れない部下...どう対処する?【上司力を鍛えるケーススタディ CASE18(前編)】(前川孝雄)

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   「前川孝雄の『上司力(R)』トレーニング~ケーススタディで考える現場マネジメントのコツ」では、現場で起こるさまざまなケースを取り上げながら、「上司力を鍛える」テクニック、スキルについて解説していきます。

   今回の「CASE18」では、会社としての目標を示しても受け入れない部下のケースを取り上げます。

  • 会社としての目標を成し遂げるために、上司がすべきことは?
    会社としての目標を成し遂げるために、上司がすべきことは?
  • 会社としての目標を成し遂げるために、上司がすべきことは?

「会社・本部の正式決定こそが目標だ!」

【上司】第2四半期の職場の目標は、以上のとおりだ! 頑張って取り組もう!
【部下】しかし、第1四半期の目標が未達だったのに、第2四半期にこの目標では、さらに難しいのではないですか?
【上司】組織としての目標は、めざすものだろう。最初からあきらめていてどうする!
【部下】けれども、前回未達の要因を分析した上で根拠のある目標を立てないと、また未達に終わると思うのですが...。
【上司】しかたないだろう。本部が全体として必要な目標を決める。そして、それを各現場が分担する。それが会社であり、目標というものだ。
【部下】では、本部が組織として決めた目標の根拠は何ですか?
【上司】何っ!?、そ、それは...。上が正式に決定したということに尽きるだろう!
【部下】......。(なんだ、それじゃ単なる受け売りだけの伝書鳩じゃないか!)
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