「65歳定年」5万2418社、「定年廃止」は9248社
報告のあった23万5875社のうち、66歳以上まで働ける制度のある企業は9万5994社で、全体の40.7%とほぼ半数にのぼった。前年から2.4ポイント増えている。詳しく見ていくと、中小企業では41.0%を占め、2.3ポイントの増加。大企業は37.1%で、3.0ポイント増えた。企業では着実に制度整備が進んでいるようだ。
さらに、70歳以上まで働ける制度のある企業は、9万2118社で全体の39.1%となっている。前年比で2.5ポイントの増加だ。内訳は、中小企業は39.4%で、2.4ポイント増。大企業では35.1%で3.0ポイント増えた。
一方、「65歳定年」の企業は5万2418社。全体の22.2%で、前年比で1.1ポイント増えた。中小企業は22.8%で1.1ポイント、大企業は15.3%で1.6ポイントの増加だった。
また、「定年制を廃止している」企業は9248社。全体の3.9%を占め、0.1ポイント減った。「定年を66~69歳とする」企業は2624社で全体の1.1%(前年からの変動はなし)。「定年を70歳以上」とする企業は全体の2.1%を占める4995社で、前年から0.2ポイント増えた。
これを企業の規模別にみると、中小企業では「定年制を廃止」の企業は4.2%(前年比で変動なし)、「定年を66~69歳」とする企業は1.2%(変動なし)、「定年を70歳以上」とする企業」は2.2%で前年比0.2ポイント増えた。
また、大企業は「定年制を廃止」している企業が0.6%(変動なし)、「定年を66~69歳」の企業は0.2%(変動なし)、「定年を70歳以上」とする企業は0.6%で、前年比0.1ポイント増えている。