群馬銀行「磨いた専門性やスキルを改めて活かしてほしい。積極的に門戸を開く」
群馬銀行でも12月1日、アルムナイ採用をスタートした。
今春スタートした中期経営計画「Innovation for 『Purpose』」の戦略テーマとして掲げる「創造力発揮に向けた人材改革」の取り組みの一環という。
これまでは「再雇用制度」として、対象者の退職理由を結婚や出産、育児・介護などに限定していた。だが、アルムナイ採用では、キャリアアップなどの理由で退職した人も対象として加える。同行での勤続年数や離職期間、年齢による制限を廃止するなど、応募条件を大幅に緩和したかたちだ。
また、外部でさまざまな経験やキャリアを培った退職者との中長期的に良好な関係を構築することを目的に、アルムナイネットワークの構築を検討していく。
群馬銀行は「さまざまな事情で退職したものの、群馬銀行外で磨いた専門性やスキルを活かして、改めて群馬銀行というフィールドで活躍を希望する人に、積極的に門戸を開きます」としている。
銀行界でも、元行員を即戦力として再雇用するアルムナイ制度の取り組みが本格化してきた。