忘年会シーズン、年末のアルバイト市場が活性化...スポットワーカー採用、企業の約4割「意欲」!

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スポットワーカーの「即戦力」としてのスキルに期待

   スポットワーカーとは、ネットで単発の仕事を請け負う料理宅配員など「ギグワーカー」の多くが業務委託なのに対して、受け入れ企業との間に雇用関係がある点が特徴とされる。

   現在、スポットワーカーを「採用したことがあり、現在もしている」と答えた企業は16.9%。業種別では「ソフトウェア・通信」で28.8%と最も高く、次いで「飲食・宿泊」で23.8%となった。「インフラ」の22.2%、「小売り」20.8%、「建設」19.3%と続いた。

   また今後、採用意向がある企業は38.2%で、業種別でみると、[ソフトウェア・通信]が44.2%で最も高く、次いで[飲食・宿泊]で42.9%と、現在の採用率が高い業種で今後の採用意向も高くなった。

   スポットワーカーを採用したい理由をみると、「即戦力人材獲得のため」が37.4%で最も高く、次いで「人件費の削減のため」が34.2%、「突発的な欠員に対応するため」が29.5%となった。

   業務の繁閑差対応や急な勤務シフトの変更などによる人手不足を補いたい企業は、スポットワーカーに即戦力としてのスキルを期待している様子が見受けられる。その半面、「長期のアルバイトが採用できないため」(28.7%)や、「派遣社員が採用できないため」(14.8%)といった人材確保への悩みも垣間見られる。【図3参照】

【図3】今後、スポットワーカーの採用をしたい理由(複数回答)
【図3】今後、スポットワーカーの採用をしたい理由(複数回答)

   なお、調査は、企業については、従業員数10人以上の企業に所属している全国の経営者・役員または会社員で、自社の非正規雇用労働者の採用方針について把握しており、直近2か月以内に採用活動を行った、または新規採用を行った担当者を対象に、2022年11月1日~2日に実施。

   また、個人は全国の15~69歳の男女(中学生を除く)のうち、直近2か月以内に非正規雇用の仕事を探した人を対象に、11月1日~7日に実施した。

   有効回答数は、企業が959人。個人は1646人。

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