営業職のメリットは「達成感」、デメリットは「ストレス」
営業職として働くことで最近感じる「メリット」を聞いた質問には、第1位が「達成感」で26.3%、第2位が「相手に喜んでもらえる」の26.0%、第3位が「いろいろな人と仕事ができる」の23.4%という結果になった。
一方、最近感じる「デメリット」は、第1位が「ストレス」で29.7%、第2位が「疲れる」で28.0%、第3位が「クレーム対応」の27.4%となった。今年5月の調査では「ストレス」が第6位、「疲れる」は第8位、「クレーム対応」は第2位だった。
5月に第1位だった「ノルマ」は今回の調査で第5位。ノルマよりもストレスや疲労が営業職として働くうえでの、最近のデメリットに感じているようだ。
ただ、ストレスや疲労は営業職に限った理由ではないため、コロナ禍の影響が小さくないとみられる。
コロナ禍の影響は、働く人が自身の将来を考えるきっかけにもなり、より具体的に将来設計を考える人が少なくないようだ。
日本労働調査組合は、「会社が具体性のある将来設計や価値を提供できない場合、入れ替わりの激しい営業職は若年層を中心に会社に見切りをつけていくと考えられる」とみている。
なお、調査は、全国の20~49歳の営業職543人を対象に、2021年9月17日~24日にインターネットで実施した。