「最近、退職を検討した」営業職、20代ではなんと8割! コロナ禍が理由という人、女性のほうが多い結果に

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営業職が抱える不安「安い給料」「将来性」「モチベーション維持」

   次に、「営業職として働き続ける場合の懸念や不安」について聞いたところ、第1位が「給料が安い」ことで33.5%。第2位が「将来が不安」の31.7%、第3位が「モチベーション維持」で30.9%となった。「上司や会社のプレッシャー」(23.4%)や「休みが休みにならない」(22.8%)、「成果が上がらない」(22.5%)と続いた【下のグラフ参照】。

   同組合で今年5月に実施した調査でも、「給料が安い」と「モチベーション維持」はそれぞれ第1位、第3位で変わらなかった。

   ところが、第2位だった「長時間労働」は今回の調査では第7位へ後退。また、5月の調査で第5位だった「将来が不安」が今回は第2位に浮上した。

   コロナ禍の自粛ムードによる営業時間の短縮や働き方改革などの影響で、長時間労働は少なくなったが、その反面で、将来性に不安を感じている営業職が増えていることがわかった。

   営業職として働き続けることへの懸念や不安には、「リモートワークがしたい」「ノルマに潰されそう」「自分のスケジュールで動かないことも多いため、プライベートは後回しになる」といった声が寄せられていた。

営業職として働き続ける場合の懸念や不安、1位は「給料が安い」こと!(日本労働調査組合調べ)
営業職として働き続ける場合の懸念や不安、1位は「給料が安い」こと!(日本労働調査組合調べ)

   一方、「仮に退職をするとした場合の懸念や不安」については、「転職先が見つかるか」が21.3%で最多。第2位が「給与不安」の11.0%、第3位が「金銭不安」で10.7%だった。転職先が見つかるかどうか、退職後の金銭面や給与面への懸念や不安が7割以上を占めたが、退職する場合の「(懸念や不安が)ない」と答えた人は41.5%にのぼった。

   寄せられた声には、「転職しても営業になりそう」「後悔しないかどうか」などの懸念や不安もあった。

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