上司と部下の「視界の違い」とは
上記のケースは、やや上司の説明不足と強引さが目立ちますね。そこはディフォルメした対話として、割り引いてください。
ただ、明らかなのは、上司と部下との間で、仕事の優先度合いや他チームとの協力の必要性などの認識が大きくズレていることです。
このケースの場合、本人にとっても職場にとっても、結果としては上司の意思決定が正しいのかもしれません。しかし、そうだとしても、急に新たな仕事を命じられた部下からすれば、「無茶ぶり」としか映りません。
そこには上司と部下の「視界の違い」――つまり、立場によって、生じている事柄のとらえ方の違いがあるからだといえます。上司は、この違いを理解してマネジメントに向かう必要があります。以下、詳しく見ていきましょう。