別の商品を勧められたら、キッパリ断るか、いったん電話を切ろう
国民生活センターでは、こうアドバイスする。
(1)電話注文時に販売業者から、別の商品や複数月分の商品を勧められても、興味がなければきっぱりと断る。興味を持った場合でも、すぐに注文せず、いったん電話を切ってから慎重に検討することが大事。「通信販売」はクーリング・オフがないので、注文後は、消費者の都合だけで一方的にキャンセルすることができない。
(2)日ごろから高齢者の家族や周りの人々の見守りが重要。同じ商品が定期的に届いたり、未使用の商品を大量に自宅で保管したりしていないかを確認しよう。高齢者が「定期購入」を解約できずに放置している場合は、家族などが解約を手助けする。「定期購入」は解約を申し出ない限り、ずっと商品が届く。
(3)不安に思った場合や、トラブルが生じた場合は、すぐに最寄りの消費生活センター等へ相談しよう。消費者ホットライン「188(いやや!)」番に。
(福田和郎)