「ここぞという時」集中力を発揮する! そのための「決断疲れ」の減らし方【ひろ子ママの教訓 その133】

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   きょうは40代のFさんがいらっしゃっています。

「責任のある仕事が増えてきたので、毎日気持ちが張り詰めて疲れきっています。毎日、疲労感が積み重なっていくようで、休みの日も、仕事をしてなくても頭の切り替えができていない状態です。仕事で、素早い決断力も求められるのですが、頭の重さを感じています」
  • 無駄な決断を減らすことは大事、というお話!
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毎日、過ごしているだけでも「決断疲れ」がある

お悩み中

   Fさんのように、「疲れきって気力がない」「いざという時に頭の切り替えができない」という悩みを持っている方は「決断疲れ」をしているかもしれません。

   「人生は選択の連続」といいますが、人は一日約3万5000回も決断をしていると言われています。そして、決断を繰り返すことによって脳が疲れ、決断力を低下させてしまうのです。決断力が低下する現象のことを、「決断疲れ」といいます。

   「ここぞという時」に賢い決断をするには、決断力の無駄使いを減らすことがポイントです。かのスティーブ・ジョブズ氏は決断力を減らすために、毎日同じ服を着ていたという有名な話がありますね。

毎日の悩みや不安を整理し、前に進む方法

   Fさんの場合、決断疲れにプラスして、「悩みや不安」を抱えながらの仕事になっていますよね。悩みや不安があると仕事に集中できないだけでなく、正しい決断もできなくなってしまます。

   悩みや不安はストレスだけでなく、メンタルにもきますよね。そこで、悩みや不安を仕事や普段の生活から切り離すことが大事です。「悩みや不安」を書き出して、悩まないと決めるのです。言語化することで、悩みの原因がわかったりもします。

   私もちょうど2週間前に仕事で、「やってしまった」ということが何個か重なり、ちょっとしんどかったのですが、悩むだけでは解決はしませんでした。不安はいったん置いておき、その時にできることをするしかないのです。

   今は、その時の悩みはなく、次回への教訓になりましたね。私たちは前に進むには、毎日の悩みや不安を整理していかないとならないのです。

決断力の節約法を紹介!

ガッツポーズ

   重要な場面で賢い決断力を発揮するために、無駄な決断を減らし、決断疲れを回避する方法を紹介します。

・行動を習慣化する

   スマホのアラームですぐ起きるのか、スヌーズを何度か繰り返して起きるのかの選択も、「決断」にあたるそうです。......私は、スヌーズを数回繰り返して起きるので、決断を消費していました。朝から無駄な決断をしていたのですね。

「毎朝の電車に乗る時間を決める」
「ランチは日替わり定食にする」
「雨の日は駅までバスで行く」
「朝ごはんは毎日同じメニューにする」

   こういう感じで、ルーティン化し、迷ったり考えたりという行動を減らしましょう。あのイチロー氏がマリナーズ時代に、ホームゲームの時は毎朝カレーを食べていたのも決断力を節約していたんでしょうかね。

・選択肢を減らす

   昨今では、多くの情報が溢れているため、判別するだけでも疲れてしまいます。そこで、選択肢の数を減らしてみましょう。すべて情報を拾おうとするだけでも疲れてしまいますし、選択肢が多すぎると、迷いから決断力も鈍ってしまうといいます。決断力を高めるためには、自分で選択肢を減らすことが大切です。

「ネットで買い物をする際は、サイトを2~3社に絞る」
「1日のやりたいことリストではなく、やることリストを作る」

このように、自分の中で選択肢を減らすことでやるべきことが明確になり、「決断疲れ」を減らせるのです。

   私も日々「決断疲れ」する行動ばかりをしていると気づきました。Fさんも一緒に、大事な時に集中力を発揮するために、「決断疲れ」を減らしていきましょう。(ひろ子ママ)

ひろ子ママ (こまま・ひろこ)
ひろ子ママ (こまま・ひろこ)
仮想スナック「ひろこ」を経営
古代マヤ暦シンクロ協会認定講師、ライター

不動産業界での営業、教育業界でのコーディネーターなどを経て、組織や人材開発に携わりながら、コーチングも行っている。鳥取県生まれ、大阪在住。多拠点生活に向けて活動中。
「キャリア50」https://career50.jp/?s=ひろ子ママ
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