前週末は1ドル=133円半ばまで下落...だが、ドル高・円安構造に大きな変化はなく、過度な期待にはご注意(12月5日~12月9日)【株と為替 今週のねらい目】

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東京外国為替市場 米国の景気後退懸念で、利上げペース減速の見方強まる。米長期金利は低下

東京外国為替市場見通し(12月5日~9日)
ドル・円予想レンジ:1ドル=132円00銭~137円00銭

2022年12月2日(金)終値 1ドル=134円30銭

   今週の外国為替市場でドル円相場は、ドルの上値が重い展開か。

   前週のドル円相場は、ドルが下落した。米国の利上げペース減速観測の強まりを受け、ドルは一時1ドル=133円半ばまで下落した。

   今週のドル円相場は、ドルの上値が重い展開となりそうだ。

   米国の経済指標が市場予想を下回るなど、米国の景気後退懸念が強まっている。同時に、米国の利上げペースが減速するとの見方も強まり、米長期金利が低下。リスク選好のドル買い・円売りは後退、ドルは上値の重い展開となりそうだ。

   ただ、米国のインフレ抑制のための利上げが終了したわけではなく、日米金利差が縮小しているわけでもない。これまでの行き過ぎたドル高・円安の修正局面となっているだけで、ドル高・円安構造に大きな変化はなく、過度なドル安・円高期待には注意が必要だ。

   経済指標は、国内では6日に10月家計調査、7日に10月景気動向指数、8日に7-9月期GDP(国内総生産)確定値、11月景気ウォッチャー調査、9日にメジャーSQ(特別清算指数)などの発表が予定されている。

   海外では5日に米国のISM非製造業景気指数、6日に米国の10月貿易収支、7日に中国の11月貿易収支、9日に中国の11月消費者物価指数、中国の11月卸売物価指数、米国の11月卸売物価指数などの発表が予定されている。

(鷲尾香一)

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